これからいよいよ寒い冬がやってきます。
暖かい地域に住む熱帯魚にとっては死活問題!?
・・・実は冬は保温設備さえしっかりしておけば温度管理がしやすく
暑さのコントロールがし難い夏場よりも
熱帯魚の飼育には最適なシーズンなのです。

水槽の保温設備と言えばヒーターが欠かせません。
ヒーターの正しい使用方法をマスターして
快適に冬場を乗り切っちゃいましょう!
(熱帯魚や金魚にとって最もストレスなのは1日の水温差です。
暑くても31℃で水温が固定されている場合より、
日中は25℃で適温でも夜間に21℃まで水温が下降する場合
“日中の水温差4℃”の方が魚にとってはるかに大きなダメージがあります)


一口に水槽用ヒーターと言っても色々な種類があります

ヒーターを選択するにあたっての注意点としては
@目的に応じた使用しやすいヒーターを選択する
A水槽の大きさに合った正しいワット数のヒーターを使用する
B突然壊れるヒーターには予備を持って備える(ヒーター部分の寿命は半年から3年)
が最も重要です。

@の目的に応じたヒーターの選択として
ヒーターには
・温度固定オートヒーター
・温度可変式オートヒーター
・セパレート式サーモスタット&ヒーター
と言う大まかな種類があります。

温度固定オートヒーター 温度可変式オートヒーター セパレート式
サーモスタット&ヒーター

特徴
・設置が容易で誰でも簡単に使用できる
・コンパクトで目立たない
・温度を設定できず主に26℃近辺に水温が設定される。
・安価



写真からもおわかりいただけるように
とても配線が簡単でどなたにも簡単に設置でき
かつ非情にコンパクトなので美観も損ねません。

小型水槽向け及び水槽をたくさん持っている熟練飼育者向け
のヒーターと言えるでしょう。

特徴
・設置が容易で誰でも簡単に使用出来る
・設定水温を変えられるので病気の発生時や節電に役立つ
・コンパクトで目立たない
・安価ではなく、壊れると全てを新しく購入する必要が生じる


設定温度を変更できる点で温度固定式オートヒーターより
アドバンテージがありますがその分高価です。
しっかりと飼育したいが、美観を大切にしたい方や
飼育に不慣れな方にもお勧めできます。

特徴
・設定温度を変えられるので病気の発生時や節電に役立つ
・壊れやすいヒーター部分が単独で交換できるのでランニングコストに優れる
・配線が多く設置が面倒で、かつコードを余分に水槽内に入れるため美観を損ねる

注意点
温度を感知するサーモ部分とヒーター部分はなるべく離れた場所に設置するのが理想です。
(近過ぎるとヒーター設置場所から遠い部分の温度管理がしにくくなります)

こちらが温度を感知するサーモスタット部分です。 意外と大きく美観を損ねます。


こちらが設定温度を変更する部分です。 さまざまなシチュエーションに柔軟に対応できます。


こちらがヒーターとサーモスタット部分を結ぶコンセントです。 ヒーターの故障時はこの部分から交換できます。 本格的な飼育者で中〜大型水槽向けです。


実際にセットしてみると水槽に多くのコードが入り美観を損ね、セットも面倒なのが欠点です。


では具体的にどのようなヒーターを選べば良いのでしょうか?
・小型水槽の方・・・美観を損ねないオートタイプのヒーターが良いでしょう。
・中〜大型水槽の方・・・正確な温度制御を行うためにも
 是非サーモが別の設定温度が変更できるセパレート型ヒーターの使用をお勧めいたします。
(小型水槽の方でも温度固定式のヒーターよりは設定温度を変えられるヒーターがより好ましいです)

水槽の大きさに合ったワット数を選択しよう

ヒーターはお使いの水槽に適合したW数(ヒーターの消費電力で強さを表します)を選択しましょう。
弱すぎるヒーターをいくら使用しても水槽を温め切れなかったり、逆に強すぎるヒーターを使用すると
温度の微調整が難しかったり電気代の無駄になります。

以下を選択の目安にして下さい(寒冷地などは表示W数より一段上を御選択下さい)
超小型水槽50W未満
30cm水槽以下50W
40cm水槽以下80W
45cm水槽以下100W
60cm水槽以下150W
60×45cm水槽以下200W
90cm水槽以上400W
120cm水槽以上500W〜

突然壊れるヒーターに備えよう

ヒーター部分の寿命は半年〜3年と使用環境によってかなり異なります。
逆にセパレート式のサーモスタットはほぼ半永久的に使用が可能です。
また同じW数でも
150W=80W×2本
300W=150W×2本
と言うようにヒーター部分を数本に分けて設定すると
片方が突然壊れた場合でも急激な温度変化を予防することが出来ます。
この場合にサーモ部分にヒーター接続プラグが一つしかない場合
市販の分岐コンセントを使用して接続すると良いでしょう。

ヒーターカバーを付けよう

ヒーターカバーは大型の熱帯魚にヒーターを破壊されるのを防止すると共に
小型の熱帯魚がヒーターに長時間触れて火傷してするのも防止できます。
愛魚のために是非ヒーターカバーを付けてあげましょう。
ただし、ヒーター部分に温度センサーが内蔵されているタイプは
ヒーターに良く水流を当ててあげないと、温まった水が停滞し
正確に温度をコントロールすることができなくなります。ご注意を!

それでは実際のセット方法をご教授

ヒーター部分です。
セットするにはキスゴムが邪魔になるので外します。

キスゴムを外した状態です

キスゴムを外してからカバーで挟み込めば完成です。
セットは難しくありません。

その後通常と同じように水槽にセットしてあげればOKです。
すい龍の良く当たる場所に設置してあげましょう!

究極の保温方法!水槽用カバーを設置する

一度温まった水槽の温度を冷やさないように保温カバーで水槽を覆ってしまう方法です。
節電に役立ちます。
水槽の側面は多く空気に触れるため、ここから熱が奪われます。
側面を保温カバーですっぽりと覆う事で水から熱が奪われるのを防ぎます。

銀色の保温力がある素材で側面をスッポリ覆います。
小型の水槽に特にお勧めです。

節電と言えば!
設定温度をコントロールできるタイプのヒーターでは 季節に応じて是非設定温度をコントロールしましょう。
具体的には
夏場・・・28〜30℃
冬場・・・23〜25℃
に設定することでかなりの電気代の節約になります。

熱帯魚は水温が一定であれば幅広い範囲の温度に対応できます。
ヒーターの設定温度を超えてしまうような外気温でない限り なるべく低めに温度を設定した方が電気代は安く済むのです。
設定温度を変更する場合は魚にストレスを与えないように 一週間に1℃程度ずつ変化させてあげましょう。

金魚にもヒーターを!
温度の変化や低温に比較的強い金魚やメダカも 小さな水槽で急激に起こる水温変化にはかなりのストレスを感じます。
ストレスから病気になる事も珍しくありません。
金魚やメダカにも熱帯魚用のヒーターを使用してあげることで 余計なストレスを排除できて驚くほど飼育が簡単になります。